~2021年9月までの日記

2017年8月~2021年9月まで。その理由は後日。

根拠のない自信について

自分は現在、自己効力感についての研究を大学院で行っている。
自己効力を人との関わり合いの中でどうやって高めるか、意義があると感じている。

自己効力感(Self-efficacy)とは、

ある特定の成果を生み出すために必要な一連の行動を体系化し、それを遂行する能力についての信念(Bandura 1977)

Bandura, A. 1977 Self-efficacy: Toward a unifying theory of behavioral change. Psychological Review, 84, 191-215.

と定義されている。ちょっと分かりにくいので、もう少し簡単に説明しているところだとリクルートワークス研究所

心理学者アルバート・バンデューラにより提唱された社会心理学の定義。ある課題を遂行できる可能性についての自分自身の判断を指すものである。自己効力感は人間の行動に強い影響を与える。人間は行動に対して、まず自分にできそうか、そうでないかという判断をするが、自己効力感の高い者はポジティブな行動をとりやすく、低い者はネガティブな行動をとりやすい。自己効力感をいかに高めていくかが、モチベーション向上に大きな効果をもたらすと考えられている。自己効力感を形成する要素は、成功体験・代理体験・言語による説得・情緒的高揚であり、具体的には「小さな成功体験の積み重ね」「成功者をイメージしての行動」「他人からの激励」「自分にできるという自己暗示」である。

 リクルートワークス研究所2015年3月30日掲載
 

http://http://www.works-i.com/dictionary/958

と掲載してる。

ますます分かりにくいかもしれないが、大切なことは

人間は行動に対して、まず自分にできそうか、そうでないかという判断をするが、自己効力感の高い者はポジティブな行動をとりやすく、低い者はネガティブな行動をとりやすい。

 というところだと思っている。

 

物事の見通しを立てた時に、「あ、これやれそう!」とか。むしろ見通しを立てないでも「やれそう!っていうか、やれない理由ないでしょ!」と貫ける力のこと。

「頭良くて、考えていることも崇高だ」と思う人ほど、最後の最後でやりきれないのは、この力が足りないからなのではないかと勝手に思っている。

 

自分は良く分からないが、小学生のころから

「お前、根拠のない自信だけはあるよね」って言われ続けてきた自分。

学術的に言えば、この自己効力感が高かったんだろうなぁ、と思う。

 

そんな自分の過去を思い出したのは、ある機会で「しんびじ」を仕掛けている沼田さんにお会いしたとき。

(しんびじについては下記)

qetic.jp

 

qetic.jp

 

「根拠のない自信ってめちゃくちゃ大事」というお話しを伺って、あ、そうだな。確かに自分はそうだったな、、ということを思い出した。

 

高校ラグビー部の時、根拠のない自信だけで「花園(全国大会)」に絶対いけると思いこんでいて、幸運が重なり行けたという成功体験もあるからか、ますますその気持ちは強まっている実感がある。

人が、自分史の中において「自分の体験が他の人の活動に活かされた!」とか、「得た知識が人に使われた!」とか。ましてや、それが感謝されたりしたら、自己効力がばんばん上がっていくんじゃないかな、と思って研究している。

 

幼稚園生/小学生が、お手伝いして、ママの役に立っていて、「お手伝い上手ね。また手伝ってもらえると嬉しいな」って言われたら、そりゃやりたくなる。

そんな感じ。

このサイクルを作っていって、「根拠ないけど、自信はあります。やりましょう!」っていう人が増えると楽しいなぁー!って思ってます。

 

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最初の7日間は、イマ、自分の心の中に定常的に浮かんでいるワードについて思うことをつらつら書いていくようなことに専念しますっ!