~2021年9月までの日記

2017年8月~2021年9月まで。その理由は後日。

毎年の8月15日に感じること

毎年、8月15日が近くなると「この時代に生まれて」という言葉を見聞きする。

沢山の人が、大いなる時代の流れにいる自分を感じる・見つめなおす日が、8月15日だと僕は思う。戦争を知らない世代と言われる自分たちは「この時代に生まれて」何を知り、何を考えるべきかということには誰も答えを持っていない。

 

 

すごい悩んだ挙句、このトピックでテーマを書いてみようと思ったのは、高校の先輩でもあり(個人的に、とても)尊敬している旗智さんが下記のような記事を書かれていて、それをたまたまNewspicksで見つけたからである。

www.buzzfeed.com

 

この記事は村上さん(82)の戦争前後における村上さんのお気持ちをくみ取るように、本当に丁寧に、そして当時の壮絶な体験・状況が浮かんでくるように書かれている。

 

その中でも刺さったのは、ワンフレーズ。

「なかったことには、できませんから」

という言葉でした。

 

記事を読んで頂ければ、どのような想いから、この言葉を発せられているか感じられるかもしれないが、戦争を体験した者として、また本当にお辛い過去と向き合い続けてきた上での、この言葉。

 

おそらく、この記事を読まなかったら、恥ずかしながら特別に想いを馳せて日記に書くなどはしなかった。沢山の語り部の方に直接戦争のお話しを伺い、毎年のようにTVや記事で見ているにもかかわらず。

不義理な自分と、「なかったこと」「遠い昔のこと」になってきている現代を生きていることに、焦燥感と腹立たしさを覚えた。

 

光栄なことにインタビューしていただいた、心から素敵だと思える70seedsさんのコンセプトは「ハートに火をつける」を掲げられている。

 

 

 以下、70seedsさんのコンセプトを抜粋させていただいた。

 

日本が戦後70年という節目を迎えた2015年、70seedsは産声を上げました。

立ち上げのコンセプトは「戦後70年の“知らなかった”と出会う」。
カルチャーやファッション、様々な製品など、「身近な戦後」と現在とのつながりを掘り起こして届けてきました。
そんなコンテンツを通じて、私たちの暮らす日本という国がたどってきた道を、「歴史」ではなく「生活」として感じ取ってもらい、世の中の様々な課題を自分に関係のあることとして伝えていきたい、と考えたのです。

 

 

戦後、72年を迎えた2017年。

「この時代に生まれて」きたからこそ出来る、そしてこの70年という厚みを活かして語ることの出来る未来もあっていいんじゃないか。

 

「え、ヤバくない?今日はくらいはさ、、、」の先が、突拍子もなくていい。8月15日という時を想える機会が、今の時代に適した内容でもいい。

 

「なかったことにしない」こと。
しっかりと事実を知ること。
そして、過去とのつながりを見つめ、感じること。

 

必ず毎年来る8月15日に意味を持たせたい。

 

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【備忘録】

2017年8月15日は特別な日となった。
仕掛けをしていく日としては、自分としては最適な日だったのじゃないか。
また後日、まとまってきた際に掲載したい。

 

70seeds.jp