毎年の8月15日に感じること
毎年、8月15日が近くなると「この時代に生まれて」という言葉を見聞きする。
沢山の人が、大いなる時代の流れにいる自分を感じる・見つめなおす日が、8月15日だと僕は思う。戦争を知らない世代と言われる自分たちは「この時代に生まれて」何を知り、何を考えるべきかということには誰も答えを持っていない。
すごい悩んだ挙句、このトピックでテーマを書いてみようと思ったのは、高校の先輩でもあり(個人的に、とても)尊敬している旗智さんが下記のような記事を書かれていて、それをたまたまNewspicksで見つけたからである。
この記事は村上さん(82)の戦争前後における村上さんのお気持ちをくみ取るように、本当に丁寧に、そして当時の壮絶な体験・状況が浮かんでくるように書かれている。
その中でも刺さったのは、ワンフレーズ。
「なかったことには、できませんから」
という言葉でした。
記事を読んで頂ければ、どのような想いから、この言葉を発せられているか感じられるかもしれないが、戦争を体験した者として、また本当にお辛い過去と向き合い続けてきた上での、この言葉。
おそらく、この記事を読まなかったら、恥ずかしながら特別に想いを馳せて日記に書くなどはしなかった。沢山の語り部の方に直接戦争のお話しを伺い、毎年のようにTVや記事で見ているにもかかわらず。
不義理な自分と、「なかったこと」「遠い昔のこと」になってきている現代を生きていることに、焦燥感と腹立たしさを覚えた。
光栄なことにインタビューしていただいた、心から素敵だと思える70seedsさんのコンセプトは「ハートに火をつける」を掲げられている。
以下、70seedsさんのコンセプトを抜粋させていただいた。
日本が戦後70年という節目を迎えた2015年、70seedsは産声を上げました。
立ち上げのコンセプトは「戦後70年の“知らなかった”と出会う」。
カルチャーやファッション、様々な製品など、「身近な戦後」と現在とのつながりを掘り起こして届けてきました。
そんなコンテンツを通じて、私たちの暮らす日本という国がたどってきた道を、「歴史」ではなく「生活」として感じ取ってもらい、世の中の様々な課題を自分に関係のあることとして伝えていきたい、と考えたのです。
戦後、72年を迎えた2017年。
「この時代に生まれて」きたからこそ出来る、そしてこの70年という厚みを活かして語ることの出来る未来もあっていいんじゃないか。
「え、ヤバくない?今日はくらいはさ、、、」の先が、突拍子もなくていい。8月15日という時を想える機会が、今の時代に適した内容でもいい。
「なかったことにしない」こと。
しっかりと事実を知ること。
そして、過去とのつながりを見つめ、感じること。
必ず毎年来る8月15日に意味を持たせたい。
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【備忘録】
2017年8月15日は特別な日となった。
仕掛けをしていく日としては、自分としては最適な日だったのじゃないか。
また後日、まとまってきた際に掲載したい。
自分は直感に頼り過ぎて生きているな、と感じた日
自分はつくづく、自分と向き合っているようで向き合っていないと痛感した。
尊敬する大手総合商社⇒日本サッカー協会とキャリアを移した方がいる。お話しすると、いつも深い洞察と、しっかりと他の状況・情報を分析した上での濃い哲学を感じる方なのだが、どうしてそこまでに至ったか聞くと
「毎日、自分が感じたこと・考えたことと向き合ってる」と当たり前なことと同時に、「いつも書きながら、考えをまとめている」とおっしゃっていた。
その瞬間に浮かんだことは2つ。
- (良く言われるが)自分と向き合う時間をつくること。日々、新しいことや気づきをその場でメモする、なんてのは生易しい。
- 考えを深めるためのプロセスが分からん!直感に頼り過ぎて生きていたなぁ、、
ということ。特に2の部分が重要な焦りだった。
これまた尊敬する方に紹介いただいた、世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか
という本の中に、『「直感」はいいが、「非論理的」ではダメ』という小見出しがある。まさに今の自分にぴったりだと感じた。
上記の本の中では、江戸時代の武芸家である松浦静山の「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉で説いている。自分がコーチしている時の一つのモットーでもあり、不滅の名言だと感じる。
こんなことをいつも頭に浮かべているものの、殊、自分についてはあてはめてなかったなぁと感じる。
行動原理を質問されれば、もちろん、論理的に答えることが出来るくらいに、いつもは左脳的に考えている。が、結論や行動をするときは、あまりに直感的だった自分。いやいや、「負けに不思議の負けなし」理論だと、自分負けてしまうよ、、という焦りになった。
このバランスが難しいとはよく言うが、いざ自分を考えると、「考えているようで、全然考えていない」という一番マズイようなパターンだったと気付く。
日常のペースが速すぎて、味わうどころか、租借すらできていない。イマの感性・直感を、もっと高めるためにも、このタイミングで溜めなおしてみたい。
折角のこの機会、時間をとって、自分と向き合うことに時間を使ってみたいと思った。
機会を得て始めることになった、この企画。
スタートアップで働くミレニアル世代の思考書き下ろし 30日間 - 第4期
つくづく声をかけて頂いて、ラッキーだなーと思っています。
自分がやってみたいと思って、なかなか出来ていなかった『内省』について、深めていくための機会として取り組みたいと思います。
(それだけだと自分のモチベーションも続かないので、隠れて、少しずつ発信するための手段としてコソッと始めていきます)